「背中越しの温もり」

藍色をした闇が広がっている。
暮夜の冷気が静かに忍び寄る。

その中にあって、寄り添った背だけが
温かみを主張していた。
皮革と布とを間に挟んだ、仄かな温もり。
互いが確かにそこにいて、
生きているのだと語っている。

「ひとりじゃないわ。私も――あなたも」

応じる言葉はなかった。
だが、無言の声が、拒絶しない背中から
伝わった気がした。


*****

時やら場所やら細かいシチュエーションやら
深く考えずに描いたのでそこら辺はあまりツッこまないで下さい。
このカプも、カエル×リーネ同様
以前から密かなイチオシだった割に今回が初描きです。

このカプは大人〜な雰囲気を感じます。
言葉の裏にある意味をさりげなく感じとって
フォローしたり、逆にフォローされたり…という。
ある種の、成熟した関係、とでも言えばいいのか……
甘くはないけど、不思議な信頼感を持ってるような。
例えるならビターチョコレートのような恋愛(わかりにくいよ)。

ルッカはお姉さん的な要素を多々持っているので、
サラさんと重ねて見るわけじゃないにしても、
魔王もなんとなく逆らいがたい所があるんじゃないでしょうか。


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