「そっと囁く」

「あのね、内緒なんだけど…」
そう前置きして、彼女は、旅の連れである少年の
ちょっとした失敗談を耳打ちしてきた。
貴き女性の面影を宿した姫君は、
あどけなく、とても楽しげに語る。

不思議な縁もあるものだ、と思う。
自責と後悔に苛まれ、城を出奔した自分が今、
こうして彼の人ゆかりの者たちと旅をしている。
それは時に、痛みを呼び覚ますこともあるけれど。
けして、悪くはない。
そう考えられるようにしてくれたのも、
同時に彼女らなのだ。

この旅がどのような終わりをみるかはわからない。
だが、願わくば。
最後まで、この身が共に在らんことを。


*****

ゲームEDでもほっぺにチューした仲なので
まるきり事実無根でもないカップリング。
…と書くと多大に誤解を招きそうですが。

この二人のカプって案外見かけないですね。
かく言う自分も描くのは初めてだったりします。
でも、リーネ王妃によく似ているマールのことを
カエルが気にかけずにいられはしないだろうと思います。
恋愛的なことは抜きにしても、
おそらく大なり小なり、意識はするんじゃないでしょうか。

「ガルディアを継ぐもの」のED(カエルがリーネ王妃と結婚)を
見ている所為もあるかもしれませんが、
カエルとマールは血縁同士、というイメージがずっとあります。
あのEDみたいにギャグ的なものじゃなくても、
後々人間の姿に戻ってからリーネ妃とくっついた可能性も
もしかしたらあるのかなぁ、と。
二人の属性もパーティメンバー中で唯一の同属性ですし。
だけど、これでマールがサラさんとも血縁である、と考えた場合、
クロノのパーティってDQ5にも負けず劣らずの
壮大な家族パーティってことになりますよね。


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