● FOR EVER ●




 クロノ。
 生まれて初めてできた友達。
 王女とか、そんなことに関係なく、私に優しくしてくれた人。
 私の大好きな男の子。

  *

 マール。
 千年祭で出会った、王女様。
 でも、そんな肩書きなんてどうでもいい。
 オレにとっては、ひとりの大切な女の子。

  *

 はじめは、ただ。
 普通の女の子みたいに、男の子と一緒にお祭りを見たい。
 それだけだったの。
 だから、私、あなたじゃなくても……
 たぶん、他の人でも構わなかったんだと思う。

  *

 はじめは、ただ。
 なんだか懐こくて、なんとなく放っておけない。
 それだけだった。
 妹みたいな存在で、
 別に「特別」じゃなかったんだ。

  *

 でも、いつからかな。
 あなたが「特別」になったのは。
 中世で、助けてもらったとき?
 私を追いかけてきてくれたことを知ったとき?
 いったい、いつから……?

  *

 いつからだろう。
 きみに魅かれはじめたのは。
 死の山で、泣きじゃくるきみを見てから?
 ……いや、そうじゃない。
 本当は、もっとずっと前から好きだった。
 オレ自身が気づいてなかっただけで。

  *

 おとといより、きのう。
 きのうより、今日。
 時間が経つほど強くなっていく気持ち。
 私の中で、「好き」はどんどん増え続けてる。
 つないだ手から、あふれそうなくらいに。

  *

 今日より、あした。
 あしたより、あさって。
 先へ行くほど大きくなっていく想い。
 失くせない。失くしたくない。
 隣にある、心からの笑顔を。

  *

 この手のぬくもりがある限り、
 私はきっとどこまででも進んでいける。
 目の前に立ちふさがる壁が、
 どんなに高くても。

  *

 この屈託ない笑顔がある限り、
 オレはいくつの夜でも越えていける。
 いつ明けるかわからない闇が、
 どれだけ続くとしても。

  **

『この旅の終わる日が来ても、
 終わらない夢を見よう。

 同じ空の下で、
 ひとつの物語を作ろう。

 未来に繋がる回廊を、
 ふたり、並んで歩きながら。』
 
 
   −END−



<オマケのあとがき>

(1)思いつきだけで一気に書いた話。所要時間約2時間。私にしては驚異的な早さ。元々は半年ほど前に「青砥屋茶寮別館」さんの「もうそういた」という掲示板に書き込んだものなのですが、そこの掲示板、はじかれて入れないことが結構多いので、読んだことない人も多いかな〜と思って再録。

(2)おわかりかと思いますがマールとクロノの呟きが交互になってます。最後だけ二人一緒。デュエット曲の歌詞っぽいですね(笑)


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