● クロノトリガーと私 ●




えー、まるで小学生の作文みたいなタイトルですが。
初代SFC版クロノトリガー発売から10年ということで、この機会にクロノという作品について、とくと語ってみようかと思います。…と言っても、『レビュー』なんてカッコ良いものじゃなく、1ファンのごく個人的な思い出を交えたトークです。まあ、年寄りの繰り言でも聞く気分でお付き合い下されば……と。

自分がこの作品を初めて知ったのは週刊少年ジャンプの記事で、でした。その記事は「鳥山先生キャラデザインで、DQの堀井さんとFFの坂口さんが協力して〜」というもので、要するに、それこそほぼ発表された当初から気に留めてたわけです。その頃、既にDBに思いっきりハマりこんでいて(確か同人にも足突っ込み始めたころだったはず)、DQも何作かプレイしていたので、チェックしていたのは当然といえば当然の成り行きだったと言えるでしょう。ちなみに、その当時の記事でクロノのものは、カラーのみですが全てスクラップしてあります。ハマった時のことを見越して取っておいたんですが、今思うと「よくやった私!」です(笑) 惜しむらくは1色ページの記事は残さなかったことでしょうか……そっちも取っておけばなお良かったのに……。

そんなわけで、チェックしていた折も折。おそらくソフト発売前後だったかと思われますが、近所の某スーパーのおもちゃ売り場で、体験版の試遊台が設置されていたのでした。確かセーブデータが3つ用意されていて、1つはストーリーの最初から、1つは魔王城から、もう1つは…忘れました; けど、そういった具合でプレイできるようになってたんですね。

その試遊台で最初から始められるデータは、カエルと出会ったところでストップするようになってたと思います。さすがに10年前なので記憶が定かじゃありませんけど、「王妃の行方は…そして彼らはマールを無事助けられるのか?」といった感じの文章が入ってEND、だったかと。魔王城のデータも少し遊びましたが、こっちは戦闘でいきなりカエル落としが使えた記憶があります。上からでっけぇ蛙がごわんごわんと画面いっぱいに降ってくる様はインパクト大でした(笑)

この時、DQしかRPGをやったことがなかった身にはFF的なアクティブ・タイム・バトルは慣れないものでしたが(焦ってボタン連打してたさ…)、買って実際に本腰入れてプレイしてみりゃどーにかなるだろ、と極めて楽観的に考え、ストーリーも気になるし面白そうだから絶対買おう、と心に決めていました。――ただし、中古で。(爆) その頃の自分にとって、ゲームというのは新品で予約して買う種類のものじゃなかったんですよ……初めて予約して新品で買ったゲームはPS版クロノトリガーでした。って、これもクロノか。時代は巡るというか……人生って大車輪……。

はてさて。そうして1995年3月11日に発売になったクロノを、私が実際に買ってプレイすることになったのは、発売より3年も経過した98年1月のことでした。……これにはちょっとした事情がありまして。本当は95年の末にはプレイできていたはずだったのです。この辺のことは以前に日記にも書いたことがあるんですが(2004年2月24日分参照)、中古で購入したものの、我が家のSFC本体にガタがきていたため、序盤で毎回画面フリーズの憂き目にあったんですよね。で、ソフトを何度取り替えてもらっても解消されず(当たり前だよ……本体がイカレてるんじゃさ……)、すったもんだの末、ソフト返品&返金、ということでその場は幕引きと相成ったのでありました。この1件でなんとなくケチがついてしまったことと、他に未プレイのDQシリーズがあって、そちらに興味が行ったことから、実に2年の間が空いたわけです。その後、私が返品したことを大後悔したのは語るまでもないかと。

で、2回目の購入を決めたのは、友人がクロノのソフトを譲ってくれるという話をしていて、でもそれがいつの間にか立ち消えになってしまった時期にちょうど近場の古本屋で安く売っていて、なおかつ同店で攻略本も一緒に揃えられたことが理由でした。……ただ、この時おりしも受験真っ只中で(というか、だからこそソフト譲渡がうやむやになったっつーか)、攻略本をパラ見して「早く遊びたい」と逸る気持ちを抑えるのに大変だったのを覚えています。結局、完全に受験終わるまで我慢できなくて、二次試験が筆記だったのにもかかわらずセンター試験の終わったその日にプレイ始めたのも今となっては良い思い出です(…)。

そういった経緯でやり始めたクロノトリガーでしたが、当初は――序盤では、今ほど熱烈にハマり込んでいた、というわけではありませんでした。…と書くと、語弊がありそうですね; えーと、もちろん遊んでて面白いと思ってましたし、好きだと思いました。でも、DQ並に好き、というレベルまでは達してなかったのです。今でこそ、比べようもなく好きだと思っていますけど。

本格的にハマったのは、古代あたりからで。クロノという主人公に惚れ込んだのは大きかったですねー(詳しいことはクロノ100質回答参照)。ただ、ひとつ申し上げておきたいのは、キャラ萌え以前に作品自体を気に入っていなければ、キャラクターやカップリングにのめり込む、ということは起こり得ないです私の場合。ストーリーや世界観、ゲームとしての面白さ、全体の雰囲気、そういったものが「肌に合う」と感じて、その上でキャラたちに愛着を持つことになるので。……まあ、ここら辺、理屈じゃないんですが。良い悪いじゃなく、好き嫌いですので。

閑話休題。話は戻って、古代あたりから熱を上げたという話。ゲーム自体、この古代以降のマルチイベント(「時の卵」含めて)からが、時間旅行ものであるクロノトリガーという作品の真骨頂である、と考えてもいいですよね。自由度が高くなることで、世界を回る楽しさが大きくなりますし。

…とはいえ、クロノを生き返らせるまでは(特に当時は)気が気じゃなく(笑)死の山まで一気に駆け抜けたっつー印象が強いです。攻略本も読んでたし、先は知ってたんですが。…と、そういえば、このころは事前に攻略本読み込むクセがあったことと、数冊のクロノ同人誌も読んでいたので(←やっぱりハマることを見越して少し買ってあった)、いろいろと予備知識があったんですよね。ネタバレぜんぜん気にしてなくて、前述のクロノ消滅のことはもちろん、カエル=グレンでサイラスの親友である、ということや、魔王=ジャキ=予言者で、仲間になることも既に知ってました。今思えば、それも序盤ハマり込んでなかった理由のひとつになってた気もしますが……プレイヤーの興味を惹くだろう主要な謎が解かれまくってるんじゃ……。

でも、そんな風に知ってはいても、死の山イベントは本当ーに心打たれまくりましたね〜…。今更言うまでもなく、初回はマール先頭でした。というか、クロノがいなくなってからは、ずっとマール先頭にしてました。ある意味もう一人の主人公、パーティのリーダーって感じで。それまで――クロノがいなくなるまでにも、彼女を比較的スタメンに入れて台詞を見ていたので、こういった場面でいちばん率先して行動していくとしたらマールなのかな…と思いまして。それに何より、残された村で目覚めた時などに、台詞に共感するものが多くて……クロノがいなくて悲しい、という気持ちをストレートに表現していましたから。

だからこそ、「私を置いていかないで」や「もう遠くに行っちゃあダメだよ」の台詞がストン、と自分の胸に入り込んだのでしょうね…。ええ、大泣きしましたとも!! ゲームでエンディング以外で泣いたのは、これが初めてでした。本当はクロノ消滅の時にも泣きかけましたが妹がすぐ隣にいたので堪えました(笑)。この死の山イベントの時、一人でプレイしていて良かった……危なかった……。

クロノ×マール一押しになったのは当然この時からです。ただ、それ以前にも序盤での「私たち、友達よね!」の台詞に肩すかし食ったよーな気分を覚えていたことから、もともと素養は充分だったようですが(他人事)。でも、死の山以降、すっかりクロノとマールはセットで扱うのが自分内で定着してしまいました。どちらかをメンバーから外さなければならないような時は二人まとめて時の最果て行き、とか。最近ではある程度割り切って別パーティ組んだりすることもありますが、当時はこだわりまくってましたね〜。

…そうそう、魔王のことなんですが。すみません初回思わず張り倒して仲間にしませんでした(爆)。だ、だって……クロノがいなくなって傷心中の私に対してその台詞ってのはケンカ売ってると見なして良いのだね?とか、ね…思いましてね……。さすがに今だったらそこまで刹那的な行動はしないですが;

魔王を討つべきか否か、というのは複雑な問題だと思います。おそらくどちらが正しいってことはないでしょう。彼のファンにとっては選択の余地などないのかもしれませんが、仲間にすることが絶対であるというわけでは無い、かなぁ…と思うのです。あ、誤解なきよう申し上げておきますが、私、魔王も好きですよ? 昔は正直、興味なかったですが(だから迷いなく張り倒したってのもある…)。現在はちゃんと仲間キャラとして愛着も持ってます。でも逆に、それだから彼を倒す選択もまた有なのかな、と思えるのかもしれません。サイラスのことを初めとして、魔王や魔王軍がこれまで行なってきたことへの償いや、魔王自身にとっての救いということを考えると……。

さて、話は変わりまして、エンディングのことを。初回プレイでは、黒の夢クリアのスタンダードEDを見ました。ララさんは助けてありました。…そういや緑の夢イベント、このときに限らずいっつも1回は失敗してたんですよね〜。パスコードわかってたにもかかわらず。「LALA」で入力終えずに「LALALALA…」と機械止まるまで入力し続ければよかったのか…。って、また話がそれた; EDを1回観た後、受験中だったので一旦封印して、合格後に再プレイしました。その再プレイでも通常のニューゲームで始めたので、マルチEDを網羅したのは通算3度目のプレイ。

2回目のプレイ時にはシルバード突入クリアして、さらに「くっはぁー!!」と悶えました(何)。ちょうどその時期に発行した同人ペーパーには浮かれ具合が実況中継されてます……(今そのペーパー見返すと激しく恥ずかしいです。持ってる人はほとんどいないでしょうけど)。クロノ×マール好きにはたまらんですよあのED。月も綺麗でロマンチック。でも、個人的にいちばん好きなのはそのEDですけど、「メインのエンディング」だと感じているのは黒の夢クリアのEDです。皆のその後を垣間見られますしね。

その他、マルチEDの中で好きなのは開発室EDと反省会ED。反省会のは、パーティの男性キャラも出てくれるんじゃないかと期待したのは私だけでしょうか……いやまあ、あのEDはマールもルッカもキャラ違ってますけど(笑)パーティキャラへの品評も聞いてみたかったなぁ、と。

世間様で人気の高い、グレンの姿が正面から見られるEDについては、実は1回しか見たことないです。SFC版3回目プレイで見たきりなので、それからもう7年近く経つことになるんじゃないでしょうか。理由は言わずもがなですが…条件が「クロノを生き返らせずにクリア」なので; 実際、ネタバレでED内容(「クロノを復活させに行こう!」という筋書き)を知らなかったら、ずっと見ることはなかったんじゃないかと思います。つ…辛くて;; それだけクロノが好きなんですよー……。


思いつくまま書き連ねていたら、ずいぶん長くなってしまいました。後からまた追加で語りたいことも出てきそうですが、ひとまず今回はここで幕とさせて頂きます。

では、最後に一言。
これまでも、これからもきっと、

クロノトリガー大好きだ―――!!

以上。



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