● 体験版プレイ感想 ●


● ゲーム全体
セリフの観点からは、体験版では「……」が多用されていたのが、製品版では大分削られている印象です。ちょっとくどいかと思いましたが、その辺りの変更もセリフ集に比較表記しています。まるで嫁の掃除をチェックする鬼姑のごとし。

それはさておき、こちらのステータスデータをよく見比べて頂きたいんですが。魔王城のデータ以外、なんと驚いたことにクロノがマールに物理攻撃力で負けてます。おまけにレベル・武器のランクは二人とも同じです。

…………。

ヒロイン、しかもお姫様に負けるってどーなのよ少年。
おまえはDQ4のクリフトか。(暴言)
まあ、刀と弓だと攻撃力に加味されるのがそれぞれ力と命中で、条件が違うんですけど。ついでに実際の話、ボーガンって非力な人間が扱っても殺傷力が高い武器ではあるんですけど。でもなんつーか……それでいいのか主人公。

なお、製品版ではそこら辺しっかり調整かけられたのか、クロノ強いです。自分のデータだとカプセルでドーピングしてるので余計かも。というよりむしろ体験版のマールが図抜けて強いというべきなんでしょうか。彼女、どう考えても製品版より強いと思う……。

技などで、おや、と思ったのはそのマールの技に『エスナ』があったことです。製品版ではそのポジションに『ヘイスト』がきてますが。そういやクロノトリガーでステータス異常回復の技ってエイラのキッスぐらいで、しかもHP回復の方がメインっぽいしな〜と以前から思ってたんですが、当初は存在してたんですね。


● ニューゲーム
プレイできるセーブデータ中では最も会話テキスト量が多いこともあり、製品版との差異も、大きいものから小さいものまで多岐に渡っていました。

私の記憶が確かなら、後半チョラスの町に出てくる大工さんの固有名は製品版では一切触れられてなかった気がします。あの人、バンドーさんって名前だったんですか。

それから『パポーリ』。元々こういう名前で、のちに『パレポリ』に変更されたのか、たまたま誤植されたのか定かじゃないんですけど(体験版では定期船連絡所以外で名前出る部分がなかったので)なんか印象違いますねー。でもアイテムの『パレポリベレー』は体験版でも『パレポリ』なんですよね……やっぱりたまたま?

そのパレポリの町の人のセリフも、製品版では千年祭がらみのセリフが多数ですが、体験版では後半のマルチイベントへの伏線がいくつか見受けられました。上で挙げた大工さんもそうですね。それに魔王軍との戦いで北の地が荒れて、とか。

あと、中世でマールが消えてからのメイドさんたちの噂話、体験版ではクロノが思いっきりリーネ王妃の浮気相手と勘違いされてるっぽくて笑いました。確かにあの状況はめっさアヤシイですね! 疑われても無理ないですね!笑 それにしてもクロノ、サエない男だのムサいヤツだの、散々な言われよう。

ところで、ベッケラーのセリフ……体験版だと
「チビらんようにしっかりパンツおさえていな!」
……ビネガーパンツといい魔王の革パンツといい、なんかパンツにこだわりでもあるんですかこのゲーム。


● 『ただいま!』
裁判そのものは、大幅に異なる点はあまりなかったです。ガルディア城に入った時の大臣のセリフに変更があったのと、あとはマールの父親の呼び方が違うことぐらいでしょうか。マール、最初は「おとうさま」って呼んでたんですね。なんだかお嬢様っぽい。

製品版での自分のプレイデータでは、個人的こだわりで一度もクロノを有罪にしむけたことがなかったので、そういった意味では新鮮でした。(ちなみに妹のデータでは見たことあります。「目指せ満場一致有罪」とか言ってやがりましたので。……妹……)

それにしても、この体験版データだと1つのパターンを除いてどうあがいても有罪判決になる、ってクロノに対してちょっと酷くないですか。それとも「千年祭でこういう行動すると有罪になっちゃうよ」と、攻略パターンをわかりやすく示してるんでしょうか。無罪パターンだと、どこでどういった行動をすると無罪になるかって、王国裁判時のゲームデータのみから推察するのはちょっと難しいような。実際、私がいつも無罪にできてるのは単に攻略本やら同人誌やらネットやらで無罪判決の条件を知ってるからで、自力で見つけたというわけじゃないですし。


● 『廃墟を越えて…』
セリフで気になったのは、ルッカのロボへの言葉「あなたの名前は?」が 「お前の名前は?」になってたところ。製品版でのセリフを知ってるせいもあるんでしょうけど、正直、一瞬目を疑ってしまったですよ。たぶん、パッと見にキツイ感じになってしまうのもあって修正されたんじゃないかなーと想像するわけですが。

それと特筆すべきは、製品版においてロボのテーマがかかる場面で、体験版ではカエルのテーマになっちゃってたことでしょうか。あの曲、カエルの見せ場で流れるイメージなので、ロボが話してるのに、そのうちどっかからカエルが湧いて出てくるんじゃないかと思えてなりませんでした爆。音響さーん、BGM 間違ってますよー。…ハッ!? もしやダルトンの陰謀?(BGM 変更といえばヤツかと。)

これは邪推なんですが、ロボのテーマってこの体験版つくった時点ではもしかしたらまだ作曲されてなかったのかなー…なんて。Vジャンプのインタビュー記事で、最終のラヴォス戦の曲が完成してないために発売に影響が〜みたいな内容があったので、そういうこともありそうかなーと。

それから、戦闘。ステータスデータをご覧頂くとおわかりのように、全員HP999/MP99で、技も製品版で使える全てではないものの、大半は使えるようになってます。でも、それ以外の攻撃力や魔力などのステータスはその時点のレベルに見合ったものなので、強くてニューゲームのような強さをビシバシと見せつけることはできません。っていうかシャイニングのダメージのショボさにちょっと脱力しました……クロノの魔力低いせいだろうけど、弱ッ!! ダメだってシャイニングは強くなくちゃ! はんさようボム2の方がよっぽど強いってどうなのそれ! 一発じゃ工場跡のロボット片付けられないってダメじゃん! 広範囲型無差別破壊魔法の圧倒的威力で敵に追随許さずザコ一掃できるのもシャイニングの魅力なのに!(←シャイニング大好き人間) まあ、これはわざと調整かけてあったと見るべきかもですが。


● 『決戦! 魔王城!!』
セリフ自体は目立って異なる部分はありませんでした。

が。

思いっきりネタバレしてますがな。


※改めて確認しますが、この体験版はSFC版発売前のROMです。

カエルの素性を三魔騎士ってば揃いも揃ってモロにツッこんじゃってますよ。さすがクロノトリガーにおける三悪トリオ(by タイムボカン)ポジション。うっかり八兵衛ぶりがタダモノじゃありません。

……まあ、ネタバレがいやだという人はハナからこういう体験版には手を出さないような気もしますが。

あと、目立って違ったというとソイソーを倒した後の入手アイテム『ソイソード』ですね。とりあえずダジャレネーミングについてはおいておくことにして。製品版では『ソイソーとう』でクロノの武器ですが、こちらでは『ソード』なのでカエルの武器なんですよね。ただ、カエル、この時点でグランドリオンを装備している上に、ソイソードの攻撃力はそれより低くて特殊効果も無しなわけで。ぶっちゃけ 無用の長物……いや、ゲフン。戦力として不足している感が否めません。たぶんその辺りの事情で変更になったんじゃないでしょうか。ソイソーとうの方はこの時点の武器としては優秀な部類ですよね。強くてニューゲームじゃなく、普通のニューゲームの場合は魔王戦をこれで乗り切った人も多いんじゃないかと。


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