● 未来地図 /1 ●




 テリーは森の中の細い街道を歩いていた。
 網の目めいた緑の天蓋が、青空を不規則に切り取り隠している。
 とはいえ、まだ日も高く、太陽の位置を見失うことはないため、道に迷うような心配はせずに済んだ。
 村で聞いた通りならば、目的の遺跡にはもうじき着く頃合だった。
 大魔王デスタムーアとの決戦からしばらく経ち、彼は再び世界各地をひとり放浪していた。もっとも以前とは違い、何かの気負いや大きな目的を持っているわけではない、気ままな旅路だ。今は共に過ごせる家族も、帰りつける場所もある。
 その気ままさの一環で、トレジャーハンターと呼ばれるものの真似事をしたり、路銀稼ぎに厄介事の解決を請け負ったりすることもあった。今、遺跡に向かっているのは、その両方の合わせ技といえる。
 宿を借りるために立ち寄った小さな集落で、近くの遺跡を拠点として村に被害を及ぼしている盗賊の一味をどうにかできないだろうかと、村長から依頼を持ちかけられたのだ。元々その遺跡探索を目当てにしていたので、断る理由もなかった。
 そういった経緯で、この森を訪れたわけだったが ――

 後ろから何者かが近づいてくる気配を感じ、立ち止まる。
(おでましか)
 噂の野盗とやらは、七・八人の集団という話だった。アジトの周辺に斥候を置いていても不思議はない。
 彼は剣の柄に手をかけ振り返り ―― そして、思わず目を点にした。
「……テリー!」
 そこにいたのは、どう見ても野盗などではなく、よく知っている青年だった。
 身軽な旅装と、背中には剣。獣の角じみてざんばらな癖っ毛に、オニキス・カラーの素直な目。
「やっぱり、村長が言ってたのってきみのことだったのか」
 ひとりごちるようにその青年 ―― ソールは言い、気さくに話しかけてきた。
「奇遇だなあ。どうしてここに?」
「それはこっちの台詞だ。なんでおまえがこんな……」
 気勢を削がれ、文句をぶつけかけたところで不意に言葉を切る。
「再会の挨拶は後回しにするか」
「そうした方が良さそうだな」
 こちらの死角をさりげなくフォローする形で立ち位置を変え、ソールが周囲に視線を走らせる。
 テリーは挑発の声を上げた。
「とっくにばれてるぜ。出てきたらどうだ?」
「……なかなか良い勘してやがる」
 隠れる意味はなくなったと感じたか、辺りの茂みや木陰から数人の武装した男たちが姿を現した。
 リーダー格とおぼしき男が片刃の剣をもてあそび、遺跡に通じる方向を遮って立ちふさがる。
「なよっちいガキ共だが、ただの旅人でもなさそうだな。村で雇われた用心棒か?」
「専属ってわけじゃないが、だいたいそんなところだ」
 テリーが答えると、男は取り巻きたちに目配せを送った。
「なら、ちょいとばかり痛い目に遭ってもらうぜ」
 いかにもな脅し文句を吐き、口元をにやつかせる。
「なに、命までは取らねえさ。あんまり派手にやると、お上に目をつけられて動きにくくなるからな」
「……だってよ」
 国こそ違えど、まさにその『お上』に分類される地位の青年を見遣る。
 視線を受け、ソールは嘆かわしいとでも言いたげにかぶりを振った。
「甘く見られたもんだな」
 立場的な意味と彼ら二人の実力に対する意味、どちらとも取れる言い方でため息をつく。
 テリーは不敵に唇を枉げ、剣を抜いた。
「さあ、痛い目に遭うのはいったいどっちだろうな?」


 ***


「あいつら、けっこう手広くやってたようだな」
 野盗連中をあっさりのして縛り上げた後、アジトとなっていた場所にやってきて、テリーはそう呟いた。足元には、略奪されてかき集められたと思われる金銀や装飾品の類などが、ちょっとした小山になって乱雑に転がっている。
 礫岩から成る自然洞穴にいくらか手を加えたような、味や素っ気には欠ける遺跡である。入口に程近く、上部に採光用の空孔が穿たれている一角を居住区、それよりやや奥まったところにある小部屋を宝物庫代わりにしていたようで、二人が今いるのは小部屋の方だった。洞窟そのものはどうやらさらに深く続いているらしい。
「この様子だと、少なくともおれたちに頼んできた村だけが被害に遭ってたんじゃないな」
 ソールが同意を示し、推測を付け加える。
「近隣の村や、さっきの口ぶりからして、旅人なんかも襲ってたんだろうね」
「まあ、ここら辺のものを元の持ち主に返すのは、村長にでも任せるさ。とりあえず、量が量だし、リレミトとルーラで村まで往復して運ぶとするか」
「……あ」
 何かに気づいたように、ソールは声を上げた。
「おれ、風の帽子を持ってるんだ。だから、ルーラはいらない。リレミトを頼んでもいいかな」
「ん? ああ、わかった」
 こいつもリレミトを習得していなかっただろうかとちらりと思ったが、記憶違いだったかもしれない。
 何とはなしに、テリーは過去の仲間たちとの冒険に思いを馳せた。


 先にこの国の兵士詰め所へと捕縛した盗賊一味を引き渡し、幾許かの手続きと褒賞金を受けてから、テリーたちはそもそもの討伐を依頼された村に戻った。
 盗まれた品々を運んで村長に報告する頃には既に日の落ちかかる時刻になっており、感謝の意を表した村長は、二人を夕食の席に案内してくれた。
「すると、お二人は元々顔見知りだったというわけですか」
 素朴な田舎料理が並んだ食卓での、雑談を交えながらの説明に、村長は驚いた顔を見せた。
「いわゆる腐れ縁ってやつだな」
 果実水の入ったカップを口元に運びながら、テリーは肩をすくめた。
「今日出会ったのはたまたまですけどね。大切な友人のひとりですよ」
 その横で、何のてらいも臆するところもなくソールが言ってのける。テリーは思わずフンと鼻を鳴らした。
「それで、最初のお話では、あの遺跡にご用があるということでしたが……」
「そう、それだ。この村には宿がないだろう? ここに滞在させてもらえると助かるんだが」
 テリーの言葉に、村長は快くうなずいた。
「ええ、まったく構いません。何しろこの村の恩人です、喜んで部屋をご提供しますよ」
「便乗するようで気が引けるんですが、おれもお願いできますか?」
「もちろんよろしいですとも。ただ……ご覧の通り、我が家はそう大きくありません。あいにく、一室しかご用意できないのですが」
「ええと……」
 ソールがこちらの反応を探るように視線を投げてくる。
「オレは別に構わないぜ」
 そう言ってやると、彼はほっとした様子で村長に向き直った。
「なら、おれも異存はありません。ありがとうございます」
「では、家内に言って、部屋の用意をさせます。むさくるしいところですが、どうぞごゆっくりなさって下さい」


 あてがわれた部屋に荷物を置き、ベッドに腰かけて旅装を解く。
 手袋を外し、剣の手入れでもするかと手を伸ばしたところで、もう一方の寝台で同じようにしていたソールが呟いた。
「こうしてると、一緒に旅をしていた頃を思い出すよな」
 明らかにこちらを見ての発言だったので、独り言ではないらしいと判断し、テリーはそうだなと相槌を打った。
「ミレーユはどうしてる?」
「ああ、元気だぜ。夢占い師としても板についてきたみたいで、マーズのばあさんが褒めてた」
「そうか。おれも占ってもらいに行こうかな」
 実際、こんなふうに話していると、最後に顔を合わせてからそれなりの月日を重ねていることを忘れそうになる。
 本当にこいつは変わらないな、とテリーは思った。むしろ、少々変わらなさすぎると言ってもいいぐらいだ。
 思えば良い機会である。彼は気になっていたことを尋ねた。
「おまえの方はどうなんだ? こんなところでお供もなしにふらふらしてるってことは、おおかた王位はまだ継いでいないんだろ?」
「……ああ」
 ソールはどこか苦しそうな、曖昧な微笑で答えた。
「国の皆には ―― 特に、父と母には無理を聞いてもらって申し訳ないとは思ってる。でも、まだ探しものが見つかっていないから……ね」
 何を探しているのかとは尋ねなかった。
 姉からおおよそのところは伝え聞いている。
 大魔王との戦いの後、夢世界とこの現実世界との実質的な繋がりが断たれ、そのために完全な離別を余儀なくされた仲間がいると。
 夢世界にのみ現存する魔法都市、カルベローナで生まれた少女 ―― バーバラ。
 その彼女に再び出会う方法を求め、ソールは旅に出たのだと。
 あの図抜けて明るくかしましい少女が現実には存在しなかったと言われても、テリーには全くその実感はなかった。今はもう会えないのだということも。
 それは、直接にではなく、単なる情報として言葉だけでもたらされた別れに過ぎなかったからだろう。戸惑いや物寂しさ、そして、自分でも何なのか説明しがたい複雑な感情は持ち合わせていた。ただ、同時に、こうして旅を続けていれば、そのうちどこかでふと ―― そう、目の前にいるこいつのように ―― 出会うこともあるのではないかという気がしている。
 だが、ソールにとってはそうではないということもまた、理解の内にあった。
 他人の色恋沙汰に首を突っ込む趣味はないが、彼があの少女をどのように想い、どれだけ大事にしていたかは、共に過ごしていれば否が応にも感じずにはいられなかった。
 環境が ―― 言うなれば世界そのものが大切な者を奪い去る理不尽と、失われたその大切な者を追い求める気持ち。それを、自分は痛いほど知っている。
「……早く見つかるといいな」
 自然とそう口にして、テリーは会話を終わらせた。


 ***


 翌日、テリーは夜が明けるか明けきらぬかという時間に目を覚ました。部屋の扉が開閉する気配を感じたためだ。隣の寝台を見ると、そちらはもぬけの殻だった。
 用足しにでも起きたのかと思ったが、よく観察すれば、ベッド際に置かれたソールの荷物から目に見えてなくなっているとわかるものがあった。剣である。
 雨戸を開け、外を覗いた。わずかに露を含んだ早朝の空気と緑の匂いが室内に招かれる。空は朝まだきの色に滲んでいた。
 窓枠に手を掛け眼下を見渡すと、ひらけた前庭の方でひとり剣を振るう青年の姿が目に入った。
 窓を閉め、テリーは簡単に身支度して、自分の剣を手にとった。


「よう。早いな」
 前庭に出て声をかけると、ソールはこちらに気づき、素振りの手を休めた。
「あ……おはよう、テリー」
「早朝鍛錬なら、オレも付き合うぜ」
 剣の鞘で自分の肩を軽く叩きながら歩み寄る。
「どうせだから、久し振りに手合わせといかないか?」
「ああ、いいよ」
 承諾を受け、テリーは逸る気分を堪えず、口の端を持ち上げた。
「そうこなくちゃな。魔物たちも今じゃすっかり大人しいもんだし、かといって昨日みたいな奴らじゃ張り合いもなくて、退屈してたんだ」
 張り切ってるなあ、とソールは苦笑まじりに言った。
「でも、魔法や派手な技は無しでいこう。さすがに近所迷惑になる」
「つまり、派手じゃなければいいんだな」
 揚げ足とりな軽口に、けれどもソールはなぜか妙に焦ったように見えた。
「うん、まあ……その辺りは臨機応変にかな」
(……?)
 不審に思わなくもなかったが、具体的に何がどうというほどのことでもない。そのことは流し、テリーは軽く体をほぐしてから、抜き身の剣を手にソールと向き合った。
 こうしてこいつと剣を交えるのはいったい何度目ぐらいだっただろうな、とふと考える。いつかのような命を懸けた駆け引きを除いても、かつての旅の間に手合わせする機会は度々あった。
 はじめに模擬戦を持ちかけてきたのはソールの方だった。テリーが仲間に加わる以前の彼は、戦いのスタイルの差異から、ハッサンやチャモロとは主に素手の格闘術で組み手をしていたらしい。アモスとは剣技でのやりとりを行なっていたものの、過去に城で剣を習っていた頃も周囲は年長者ばかりだったため、全くの同年代と剣術の稽古をする経験はテリー相手が初めてだったということだ。
 それを話し、最初に手合わせした時、『なんだか新鮮な気分だ』とやけに嬉しそうだったのを覚えている。
「じゃあ、始めようか」
 ソールが律儀に一礼する。
 それを皮切りにして、ぴんと空気が張りつめた。
「行くぜっ」
 互いに地を蹴り、まずは小手調べとばかりに、数合、十数合と剣戟を重ねていく。
 当人の質を反映してか、ソールの剣筋は淀みなく真っ直ぐだ。とはいえ、単調でもない。幾多の経験で無意識下に身につけたセンスなのだろう、こちらの思いもかけないタイミングと方向から剣を繰り出してくる。
 円舞さながらな一進一退の攻防が続き、小気味良い刃鳴りがひっきりなしに響く。
「はっ!」
 鋭く刻み込むような、気炎の上がる刃が一閃するのを、テリーは真っ向から受け止めた。
(さすがに重いな)
 力自慢なハッサンにこそ一歩譲るが、純粋な鍔迫り合いとなった時の押しの強さに関して言えば、ソールは相当なものだ。対して、こちらは素早さと手数の多さで攻めるのを得意としている。じりじりとした組み合いが長びくのは、お世辞にも有利とは言えない。
 ひゅっ、と短く呼気を吐き、気合を込める。
 その瞬間、テリーの剣が風をまとい、ソールの剣をわずかに弾いた。真空斬りの応用である。彼は一旦そのまま剣を引き、間合いを開けた。
 してやられた形になったはずのソールは、しかし、かえって楽しそうに剣を構え直した。こちらがそう簡単に終わらせるわけはないとわかっている顔だ。
 好敵手と剣を交わす昂揚感が、腕を滑らかに動かす。
 乱舞に近い足運びで、テリーは勢いに任せ、次々と刃を閃かせた。
「おっ……と!」
 そのことごとくをさばいてみせるソールだったが、紙一重で受け流しそこねた一撃が、浅く二の腕を裂いた。そちらに一瞬意識が向いたのを好機として、テリーは一気に踏み込みをかける。
 ぎぃん、とひときわ強い刃鳴りと共に、再び剣が絡み合った。
(防がれたか)
 舌打ちし、今度は足払いで組み合いを外しにかかる。
 それを軽くいなして、ソールが上段から打ちかかってきた。疾駆する光が眼前に迫るのをすんでのところで避け、剣の持ち手とは逆の拳を相手の脇腹めがけて打ち込む。それは命中こそしなかったが、反射的に身を引かせ、体勢を崩すには充分だった。
 テリーは剣を突き出し、ソールの喉元に切っ先を届かせ ―― ようとしたところで、ぴたりと動きを止めた。
 崩れた体勢の流れを逆に生かし、ソールの剣は抜かりなくこちらの頚動脈を狙い据えていた。
「痛み分けか」
「……だね」
 剣を下ろし、どちらからともなく二人は笑み交わした。


 続けて二戦ほど行なったところで、家人から食事時を告げる声がかかり、お開きとなった。
「あれからも、腕はそう落ちてないみたいだな」
「そっちこそ。……いてて」
 ソールが傷の出来た二の腕を押さえた。どうやら、もう血も止まっているようではあるが。
「ホイミしておけよ」
「ああ……いや、いいよ。これぐらいなら」
「……そうか?」
 その受け答えに、テリーは違和感を覚えた。
 時に周囲が目を見張る無茶を平気でやらかしもするが、普段はむしろ慎重派といえる彼は、これまで鍛錬で受けた傷を放っておくことはほとんどなかったように思う。
 大抵は自分自身で ―― 以前はたまに、横で見物していた赤毛の少女がちょこまかと駆け寄ってくることもあったが ―― 回復呪文を唱え、後に響くことがないようにしていたはずだ。
 もちろん、魔王を倒すために戦っていたあの頃と今では状況が違う。それはわかっていたが、昨日から感じていた若干の引っかかりが、明確な疑問となって胸の内に浮かんできた。
 ―― ひょっとしたら、こいつは。


「そういえば」
 朝食の後、部屋で遺跡探索に向かう用意を整えながら、ソールが今更のように訊いてきた。
「うやむやのうちにこうやって一緒に行動してるけど、テリーはそれで構わないのか? もしも遺跡でおれの必要としているものが見つかったとして、それがきみにとっても有用なものだったとしたら ――」
「ああ、そのことなら気にしなくてもいいぜ。こっちは半分道楽みたいなもんだしな」
 まとめた荷物を無造作に足元に置き、テリーはベッド際に腰かけた。
「それよりも、ちょっと確かめたいことがある」
「うん?」
「おまえ、まともに休んでるのか?」
 その問いに、ソールの表情が刹那だが確実に強張った。
「あ……はは、そう言われれば、少し寝不足かもな。でも、心配かけるほどじゃないよ。大丈夫」
 どことなくぎこちない手つきで髪を掻く。
 こいつは相変わらず嘘をつくのが下手だな、とテリーは思った。
 もしもこれで騙されてくれると考えているのなら、ずいぶんと見くびられたものだ。
「だったらなぜ、初歩的な魔法の行使すら惜しんでるんだ? まさか呪文そのものを忘れたなんてことはないだろう」
 魔力は睡眠によって回復する。裏を返せば、満足な休息をとらないでいれば魔法は使えなくなるということだ。世の中には魔力を回復する品もあるが、それとて希少な消耗品であり、所詮は一時しのぎに過ぎない。
 思い返す。昨日出会ってから、こいつは一度たりとて呪文を唱えようとしていなかった。―― いささか不自然なほどに。
「それは……」
 何か上手い言い訳でも探すかのように、ソールが目を逸らす。
 その時点でこちらの言い分を認めたも同然だった。
「休んでろよ」
 テリーはぞんざいに手を振った。
「慌てなくたって、遺跡は逃げやしない。そもそも、何か残ってるかどうかだって怪しいもんだ」
「だから、大丈夫だって言ってるだろ」
 彼には珍しく、苛立ちをあらわにして唇を尖らせる。
 テリーは根負けするように嘆息した。
「ま、当人がそう言うんだったら止めないけどな。その代わり ―― おい、ちょっと耳貸せ」
「なんだよ?」
 不機嫌の尾を引きずりつつも、素直にこちらへ近づく耳元に、テリーは低く囁いた。
「―― ラリホーマ」
「な……!」
 油断したところへの騙し討ちに、ソールの目が見開かれる。
 だが、それもほんのわずかな間のことで、催眠の魔法は程なく効果を発揮した。
「……っと」
 為す術なく倒れ込んでくるソールを受け止め、ベッドに放る。
 気を張ってずっと普段通りふるまおうとしていたのだろうが、身体の方は悲鳴を上げっぱなしだったに違いない。念を入れて強力な方を選んだものの、この分だとラリホーでも充分だった気はする。
「まったく、世話の焼ける王子様だぜ」



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